さて、前回の記事から大分間があいてしまいましたが、SEQUELシリーズpart3です。
曲の構成ができたら次は曲作りの佳境、仕上げの段階。
「作曲なんて曲の構成できたらほとんど終わったようなもんでしょ」、と油断は禁物。
実はコンピューターを用いた音楽制作では仕上げはとても重要なんです!
どんなにいいメロディーができても、仕上げがイマイチならその魅力を伝えきることはできません。
具体的には各パートごとの音量を調節したり、左右の出力のバランスを整えたり、エフェクトをかけて音を作りこんだり、、、といろいろやることがあるんですね。
今日はその中でも特に重要な「エフェクト」について簡単に説明してみたいと思います。
■エフェクト
エフェクトは読んで字のごとく音に特定の「効果」を与えることができます。
エレキギターをやっている人にはお馴染みですね。
百聞は一見に如かず、と言いますが音楽の世界では百見は一聞に如かず。
まずは下のファイルを再生してみてください。
これはギターフレーズのMIDIファイルなのですが、これに「ディストーション」と呼ばれるエフェクトをかけてみます。
上のファイルを聞いてみると、最初のファイルに比べて歪んだ感じの音になったのがわかると思います。
エフェクトの効果は自分で調整できるので、下のファイルのようにもっと激しく歪ませることもできます。
この他にもSEQUELには音の響きを出す「リバーブ」や、厚みを増す「コーラス」など、様々なエフェクトが用意されています。
楽器の種類や曲の場面に合わせて自分好みの音に仕上げていきましょう。
ちなみにこれは「フェイザー」と呼ばれるエフェクト。
エフェクトの種類によって全然違う音になりますね。
■ファイルの保存
満足の行く仕上がりになったらついに曲の完成です。
せっかく頑張って作った曲、自分で聴くだけではなく友達に聞かせたり、ipodで外で聴いたりしたいもの。
SEQUELなら「itunesに書き出し」コマンドを選択するだけで、簡単にipodで聴けるファイル形式に変換して出力してくれます。
何回も聴いて改良点を探したり、友達のアドバイスを貰ったりするのも楽しみの一つですね!
■まとめ
3回に渡ってレポートしてきたSEQUEL奮闘記ですが、如何だったでしょうか?
最初は難しそうに見えるかもしれませんが、経験を積めば積むほどより簡単に、高いレベルになっていくはずです。
楽器の練習と同じですね。
まだまだ紹介しきれなかった(というか実は僕も勉強中の)機能がいろいろあるので、探してみてください☆
<以前の記事はこちら>
SEQUEL奮闘記 part1
SEQUEL奮闘記 part2
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